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執筆者の写真大学受験のポラリス(志望理由書・小論文等対策)

最近、身近になってきた大学院への進学ですが、どういった種類があるのでしょう?受け方は?

更新日:2019年9月11日





大学院と言えば学部を卒業した人がさらに専門性を深めるために進学するのが主でしたが近年は社会人も入学する行われるようになってきました。

大学に入学するのに試験があるように大学院に入学するのにも試験があります。 一般の大学入試と同じように一般入試やAO入試があり様々な入試形式が行われています。




一般入試・・・外国語および専門科目の筆記試験、書類審査、面接などが行われています。

社会人入試・・・一般入試に比べて筆記試験の負担が少なく社会人でも無理なく受験できるようになっている。

しかしながら社会人入試は出願資格に大学を卒業してからの年数であったり現在仕事をしているかどうかがかかわってくるので誰でも気軽に出願はできない。 また社会人入試の合格枠は一般入試に比べて少ない場合が多いので倍率が一般入試に比べ高くなりがちであり、一般入試より筆記試験の実力がないと合格できないといったケースも発生します。

AO入試・・・ 最近大学入試で流行しているAO入試は大学院入試でも多く見られるようになってきました。 AO入試とはアドミッションズ・オフィス入試の略であり一般入試が外国語や専門科目の知識を問うものであるのに対し、AO入試は受験者の人物を評価するものである。 試験の内容は主に志願書と面接で行われ引き試験は課されない場合が多い。

推薦入試・・・ 推薦入試は学部の人間が同じ大学の修士課程に進む場合に受けることができる入試であり、 出願するためには学部の成績が一定以上必要であったりTOEICの点が一定以上である必要が場合が多い。 試験内容は面接だけである場合がほとんどであり面接さえ受けてしまえばほぼ間違いなく合格できる。


近年大学院の入試ではTOEICやTOEFLなどが重要視されるようになってきており社会人入試やAO入試、推薦入試では出願するためにTOEICの点が一定以上でないと出願させてくれない場合も存在します。

また一般入試の場合もかつては外国語の試験も大学院が独自に定めているケースがほとんどでしたが、近年は独自の試験でなくTOEICの点を提出させそれを入試の点に変換する大学院が増えています。

 このため大学院を受験しようと考えている大学生でまだ何をしていいか具体的にわからない人は、まずTOEICの勉強から始めてみるのがいいでしょう。



大学院の入試で学部と大きく異なる点は研究室訪問が必要になってくることにあります。 特に理系の場合大学院に出願する際に学部学科だけでなくどの研究室に入りたいか希望するケースがほとんどです。

基本的にどの入試形式でも面接がありますが研究室訪問をしていない場合面接ではじかれることがほとんどです。

一般入試や推薦入試で自分の大学の院に出願する場合の多くは現在所属している研究室とほとんど同じ研究室に進学するケースがほとんどなので必要ないですが、学部で所属している大学とは別の大学の院に進学する場合や同じ大学であっても学部を変更する場合や研究室を移りたい場合は、出願する前に配属を希望する研究室の教授にあいさつに行く必要があります。

研究室訪問ではまず事前に配属を希望する研究室の教授にアポイントをとる必要があります。

大学院の教授はこちらの想像以上に忙しいケースが多く、急に訪問してもこちらの対応に十分に時間を取れなかったりそもそもいないといったことが起こりえるので必ずアポイントを取るようにしましょう。

アポイントが取れたら実際に訪問します。訪問する際には研究内容やコアタイムの有無、学会発表や論文投稿など外部発表の状態などを聞くとよいです。

ホームページに記載されている研究内容が実際の研究内容と異なっている研究室も存在するので現在どのような研究を行っていてこれから何をやっていくつもりなのかをよく聞いておくとよいでしょう。

コアタイムはこの時間だけは必ず出研していなくてはいけないという時間です。

コアタイムがない研究室は一般に自由で研究自体をある程度学生に任せる研究室が多い印象ですがコアタイムがないからと言って自由な研究室というわけでもなく、場所によってはやることがとんでもなく多く、コアタイムがなかろうとあろうと研究室に長時間いなければならない研究室も存在します。

逆にコアタイムがある研究室は実験の方針や実施などを教授主体で考えるケースが多く、学生は教授の手足となって働く場合が多い印象です。 このような研究室は実験の方針をその道のプロである教授がめるのでコアタイムがない研究室に比べ比較的結果が出やすい場合が多いです。

学会発表や論文投稿など外部発表が多い研究室は忙しいケースが多く基本的に休む暇がない場合がほとんどですが、所属している学生に意識の高い人が多く、切磋琢磨したい人にはあっているかもしれません。

あと研究室訪問の際に重要になってくるのがその研究室にどのくらいの人が出願するかが大事になってきます。

基本的に大学院入試には大学院のボーダーと研究室のボーダーがあるので出願者の多い人気の研究室では大学院のボーダーに比べ研究室のボーダーがはるかに高く倍率も高くなるケースが非常に多いです。

このように研究室訪問を行って実際にどのような研究室なのかを知ることは非常に大切です。また研究室訪問の際に余裕があれば研究室の院生にも話を聞いてみるとよいでしょう。 院生の人には研究室の教授の性格や雰囲気など教授に聞きづらい話をするといいです。

また過去問は出回っているかどうか聞いてみるのもいいでしょう。

研究室によっては他の大学の学生であっても推薦を使うことができることもあるようなのでそのあたりも研究室訪問の際に確認しましょう。





大学院の入試は様々な種類があり大学入試に比べ事前準備が多いですが、大学入試に比べ難易度は低いといわれています。

なぜなら大学院は多くの場合学部の生徒を基本的に全員受け入れることができるようにしている場合が多いが、学部で就職する人が多いのでどうしても定員はあまりがちになるためです。

このため大学院に進学したい場合、人気大学の人気研究室を志望しなければ倍率としてはそこまで高くならないケースがほとんどです。

そういった話も無料受験相談ですることもできますよ!



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