【質問内容】 実際のところ、推薦試験は集団討論と小論文で逆転は可能なの? 【回答】 可能です! 小山台高校を例にして説明します。 まずは、下の表を見てください。
小山台高校の場合、調査書が450点、集団討論が200点、小論文が250点の合計900点で合否を決定していきます。募集人数は63人です。そこに249人が集まってきているのです。 ちょっと見にくいかもしれませんが、集団討論は180~200点のところにおそらく6人、150~179点のところに66人いるものと思われます。 また、小論文は、240~250点の間におそらく6人、210~239点の間におそらく94人くらいいると思われます。 さらに、調査書については、一般との比較を考えると、44か45点は欲しいところでしょう。 小山台高校の場合、調査書の点が450点なので、内申点の1点分が10点に相当することになります。 そのため、内申点で例えば1点差がつけられているとしたら、他で10点分を挽回しなければならないのです。 グラフを見る限り、小論文と集団討論で満点近く取っている受験生がいるようです。 その一方で、トップ合格者とぎりぎり合格者との差は、おそらく小論文で30点くらいで、集団討論で40点くらいと思われます。 ◆ まずは、集団討論と小論文のどちらに力を入れるべき? もう少し細かいデータが欲しいところですが、これらを比べると集団討論のほうが多少は差をつけやすいように見えるので、集団討論と小論文のどちらを力を入れるべきかを考えると集団討論のほうでしょう。 ただ、集団討論でしっかりと意見を言うには、論理的に考える訓練が必要です。その訓練には小論文を書くのが一番いいと思います。その意味では小論文と集団討論はつながっているといえるでしょう。 まずは、小論文をしっかりと書けるようにし、それができるようになったら集団討論に力を入れていくという流れがおすすめです。 ◆ 何点まで逆転が可能か? 最後に、どこまで逆転できるか?ですが、ぎりぎり合格者と満点との差が、集団討論と小論文でそれぞれ40点、30点くらいで、内申点の1点分が集団討論や小論文の10点分だとすると、内申点の7点分までは逆転が可能だといえるでしょう。 つまり、38くらいまでは希望はあります!!かなり難しいですが・・・。