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  • 執筆者の写真大学受験のポラリス(志望理由書・小論文等対策)

【小論文・解答例付き】 小岩高校 推薦試験対策 どう書くか?【高校受験】

更新日:2019年9月9日



【問題】 小中学生が「少年」と言われるのに対し、高校生は「青年」と言われることがあります。「少年」と「青年」では、何がどのように異なると考えますか。あなたの考えを述べなさい。 また、あなたは小岩高校で、「青年」としてどのように成長したいと考えますか。あなたの目標と、それを実現するために取り組みたいことを述べなさい。 解答用紙は縦書きで使用し、全体をまとめること。 (50分・600字以内) こういった問題が出されました!1日目の男子の問題です。 実際に答案を考える前に、まず、「本校の期待する生徒像」を見ましょう!



「本校は学習・部活動・学校行事など高校生活全般に力を入れ、教養や人間性を高め社会に貢献できる人間の育成を目指しています。そこで、本校の特色を理解し、本校への入学を強く希望する以下のような生徒を期待します。

1 学習意欲が高く、国数英などの基礎学力の向上に努め、得意科目を更に伸ばし、不得意科目を克服しようとする生徒


2 部活動に入部し、3年間継続して活動して、技術・能力を高めたり、人間関係を深めたりすることなどに積極的な生徒


3 生徒会役員やクラスのリーダーとなり、体育祭・文化祭・合唱祭など学校行事を更に充実させるために活動する生徒


4 大学進学や就職など進路目標を定め、その達成に向けて日々努力を継続し、特に各講習などに積極的に参加する生徒


5 英語検定やTOEIC、漢字検定などを積極的に受検し、更に高い段階を目指す生徒


6 他者に気配りができ思いやりがあり、クラス活動や部活動など集団での取り組みを通して自己の人間性を高めようとする生徒

 ※特に推薦選抜においては、上記1、3、4、6に該当する生徒が望ましい。

 「文化・スポーツ等特別推薦」においては、その種目に優れた能力を持ち、特に上記2、3、4、6に該当する生徒が望ましい。」

全部で6項目ありますが、要するに、学校生活全般に頑張り、社会に貢献できることが求められているようですね。 小論文でも、こういったことを書くことが求められていると言っていいでしょう。


これを踏まえた上で、問題をもう一度読んでみましょう! 「少年から青年へ」ということが書かれています。 まず、「少年」ですが、小学生から中学生くらいまでの年代の人をそう呼びますね。また、「青年」ですが、高校生から20台前半くらいまででしょうか。 そうすると、高校生は「青年」の入り口になりますね。



では、「少年」と「青年」との、やるべきことの違いとは何でしょう? それは、「少年」の場合は、人としての基本的なことを身に付けることを必要とされているでしょう。例えば、日常生活に使う知識や行動を身に付けたり、体力をつけたりすることでしょうか。 それに対して、「青年」は、社会に出るための準備をする段階といけるでしょうか。 そのため、少年期よりもより実践的な知識や技術を身に付ける必要があるでしょう。また、大学でより高度なことを研究したい人の場合は、そのための基本的知識を高校生の段階で身に付ける必要があるでしょう。なにはともあれ、社会に出て、ひとりで自立していくために必要なことを準備する段階であることには変わりがないでしょう。 そうすると、出題意図としては、高校で何を学び、それを将来何に活かすのか?というところが書くべき内容のメインになってくるでしょう。 これを聞くと、「勉強だけしてればいいのかな?」と思う人もいるかもしれませんが、社会に出て働くということは、その人と成りが見られることで、いわばその人の総合力が試される場であるともいえます。そのため、勉強だけやっていてはいけません。「本校の期待する生徒像」のように、様々なことを身に付けておくことが、のちのちの為になるんですね。 そういったことが、自分の経験をもとに具体的に書ければ、評価されるものと思います。 試しに、ちょっと書いてみましょう! ただ、あくまで例なので、これで合格できるかは保証しませんよ!


少年と青年の違いとは何であろうか。まず、それぞれの年代が異なる。少年は、だいたい小学生から中学生くらいまでである。青年は、高校生から20台前半くらいまでである。では、なぜ、そのような区分があるのだろうか。それは、それぞれの年代で身に付けるべきものが異なるからだ。少年はとても経験が少なく、考える力もない。そのため、様々な経験を積み、人として社会の中で生活できるようになるための最低限のことを学び、身に付ける必要がある。一方、青年はある程度の経験を積み、考える力も身についてきている。それを土台として、社会に出るために必要なことを学ばなければならない。

次に、これらのことを前提として、小岩高校で何を目標とし、それを達成するためにどのようなことに取り組みたいかを書く。私は、将来、海外の恵まれない子供達に教育の機会を提供する仕事がしたい。そのために、まずは途上国の状況を知る必要がある。はじめから個人でやっていくことは難しいので、新聞社や出版社に入って海外の事情を勉強したい。新聞社等に入社するには大学を卒業しなければ難しいので、大学受験を突破できるように日々学校の授業や定期テストを頑張りたい。さらに、勉強だけやっていては相手の気持ちがわからなくなってしまうので、部活をやったり、学校行事に積極的に参加し、集団での取組によって人間関係を深めつつ、自分を高めていきたい。 以上 (585字)




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