【総合型選抜・推薦入試対策】
志望理由書の書き方、対策

◆はじめに

ほぼすべての大学の総合型選抜や推薦入試において、ほぼすべての大学で志望理由書の提出が義務付けられています。

まずは、志望理由書が何のために書かれるのか?

なぜ志望理由書を必ず提出するようになっているのかを考えたうえで、慶応義塾大学や明治大学や東洋大学の実際のアドミッションポリシーを見てみましょう。

そして、アドミッションポリシーを元にした志望理由書の書き方も考えてみましょう!

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そもそも、総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試はどういった入試なのでしょう?

学力試験だけで合否を決定しない入試方式ですよね。

このような、学力だけで合否を決定しない入試方式がある理由は、学力だけでは判断できない部分があるからですね。

そこで、学力以外の部分ってどんな部分なのか?

その学力以外の部分をどのように評価したらいいのか?

ということをたくさん考えた末に出てきたのが、アドミッションポリシーです。

アドミッションポリシーとは、「入学者の受け入れ方針」のことです。

つまり、それに合った人を入学させようという方針です。

学力以外の部分については、基本的に全国の高校で統一的に勉強してきていません。

ということは、人によって対策をしたかどうかが変わってきてしまうのですね。

それは不公平なので、何らかの形で受験生に「何が必要なのか?」を伝えなければいけません。

そこで出てきたのがアドミッションポリシーなのですね。

 

これを読んで、受験生は対策しなければいけないことを知り、実際に対策をおこなっていく必要があるのです。

だから、アドミッションポリシーは大事!!

 

そこで、まずはアドミッションポリシーを読んでみましょう!

例えば、慶応義塾大学文学部はこんな感じ!

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◆慶応義塾大学文学部のアドミッションポリシー

(引用ここから)

入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

 

文学部では次のような資質・能力を有する学生を求めている。

 

・慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心

・先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語・中国語)

・与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力

・現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)

 

これらは、文学部が設置しているすべての専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)に共通しており、入学後、それぞれの専攻における独自のカリキュラムに従って、専門的な知識や能力を身につけてゆく。

したがって、文学部に入学する者は、これらの専攻が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有することもまた必要である。

 

(引用ここまで)

​出典:慶應義塾大学文学部HPより

いろいろと書いていますが、要するに、

①向上心

②語学力

③文章力

④歴史的知識

 

・・・が必要とあります。

このうちの、向上心と文章力は志望理由書で表現が可能でしょう。

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◆明治大学総合数理学部のアドミッションポリシー

つぎに、明治大学総合数理学部のアドミッションポリシーを見てみましょう!

(ここから引用)

求める学生像


直感では理解できない複雑性に富んだ問題を抱える現代社会において,“モノや構造を支配する原理”を見出す数理科学を用いて,自然や社会,人間に対して新たな価値を生み出し,大きな変化(イノベーション)をもたらすことができる人材が求められています。

 

総合数理学部は,「社会に貢献する数理科学の創造・展開・発信」を理念に掲げ,幅広い好奇心と健全な社会常識をそなえ,普遍的かつ強力なツールである数理と情報についての知識と技術をもって現代社会の諸問題に対処し,国際的に活躍できる人材の育成を目標にしています。

 

このような理念と目標を実現するため,次のような学生を求めています。

1 本学の建学の精神「権利自由,独立自治」に基づき,世界を見据えて自らの使命,役割を自覚し,他者との連携・共生をはかりながら,自らの「個」を確立できる学生


2 社会や自然における事象に広く関心を有し,数理科学の探究に挑戦する意欲を持つ活力にあふれる学生


3 人とのかかわりに積極的な姿勢を有し,人と社会に豊かさをもたらす新しい概念・価値観を生み出していこうとする意欲のある学生

​(引用ここまで)

​出典:明治大学総合数理学部HP

慶応に比べると、整理しきれていない文章のような印象を受けますが、だいたいどのような学生を欲しがっているのかがわかりますね!

​次は、東洋大学国際観光学部です!

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◆東洋大学国際観光学部のアドミッションポリシー

 

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)


国際観光学部は、持続可能な観光の実現観光の社会的責務を果たすことに意欲があり、下記のような能力・知識・関心を備えている人材を求めています。

1.入学後の学習活動に必要な基礎学力としての知識や、秀でた能力を有する。特に国語、地理歴史、公民、数学、英語などについて、中等教育で身につけるべき標準的な知識を有する。


2.我が国と世界の文化、歴史、宗教、政治、経済、地球環境をはじめとする社会に深い関心を持っている。
国内外の多様な価値観を理解し、多文化共生社会の実現に深い関心を持っている。


3.物事を科学的に分析するとともに、多面的かつ論理的に考察できる


4.目標に対して、他者との協力のもとで計画的に実施する力を備えている。

こちらも抽象的で、なんともわかったようなわからないような文章ですね!

1については、高校の成績等(調査書)が考慮されることかなと思います。

2、3,4については、小論文、プレゼンテーション、質疑応答の中で判断されるのでしょう。

​準備するときに、そういったことを考慮に入れてやっていかないといけませんね!

◆アドミッションポリシーを踏まえてどう書いたらいいのか?

比べてみてどうですか?

 

​使う言葉は違うのですが、だいたい同じようなことを書いていますね。

大学の考え方に共感していることと、意欲と知識と表現力があることを求めています!

こんな感じで、実はどこのアドミッションポリシーもよく見ると書いてあることは似ている場合がほとんどです。

では、これらのアドミッションポリシーに書かれている「意欲・知識・表現力」をどのように志望理由書の中で表現したらいいのでしょう?

よく言われるのは、「過去・現在・未来」を書け!というものですね。

 

「過去」とは、自分のこれまでの人生であったことです。

「現在」とは、今大学でどんなことを研究したいのかということです。

「未来」とは、大学で研究したことをもとにどんなことを将来やりたいのかということです。

 

そして、これらを関連付けながら述べるのです。

そこが結構難しいんですよね。

 

簡単な例を挙げてみましょう。

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◆「現在」の書き方

まず、「現在」を考えてください。

これは、自分の特長を書きます。

自己PRとなる部分ともいえるでしょう。

​これだけ書いても仕方ないのですが、この自分の長所が、過去や将来においてどのように関係してきたか、または、これから関係して発展していけるのかということを書いていくのです。

◆「過去」の書き方

「過去」とは、動機のことです。

志望大学・学部・学科で学びたいと思ったきっかけを書くのです。

◆「未来」の書き方

「未来」とは、大学で何を研究したいのかということと、大学で学んだことを卒業後にどのように活かしていくか?ということを書くのです。

こう話すと、多くの学生は「法律を学んでいきたい」とか「経済学を学びたい」といった書き方をします。

しかし、これだと他の受験生と差がつきません。

大学側としては、もっと詳しい内容が知りたいのです。

ですから、「小学校での道徳教育に関心があり、貴学の○○先生が研究されている、心理学的手法を使った道徳内容の教授法についての授業を受けて、教育実習で実践してみたいです」といった内容まで書く必要があります。

また、教育学部であれば、学校の先生になろうとする人が多いと思いますが、「大学で学んだことを学校の先生になって活かしていきたい」と書くだけではダメです。

より具体的に書く必要があります。

大学で、ICTを利用した教育の効果を特に学んだとしたら、ICTをつかった授業を実際にどのようにおこなうと効果的なのかまで自分の意見をしっかりと書く必要がありますし、そこまで書かないと他の受験生に差がつきません。

さらに、この3つをどう書くかです。

一番大事なのは、大学で何を学ぶか?です。

そして、そこに「過去」と「現在」の自己アピールをからめるのです。

過去における志望きっかけや、将来の夢にプラスして自己アピール内容も盛り込みましょう!

動機や将来の目標だけでは、あまり人間味が感じられないのです。

さらに、受験者本人がその研究をすることによってどういうメリットがあるのかをアピールすることも重要です。

受験生のほうが「やりたい!」を連呼したところで、大学側にはあまり響かない場合もあるのです。

 

「過去」「現在」「未来」がまったく別々の内容ではいけません。

もし、小学校での道徳教育に興味があるのならば、「過去」つまり、高校等での経験を通じた動機についても小学校の道徳教育に関連するもののほうがいいのです。「未来」も同様です。

よくあるのが、「高校時代は部活に頑張りました。大学に入ったら教職免許が取れるように勉強を頑張ります。高校時代の部活で頑張ってきたのでガッツはあります。そして、卒業したら高校の英語の先生になりたいです」というような内容です。

一見、良さそうに見えますが、実は突っ込みどころ満載です。内容がばらばらになってしまっています。

 

これらを参考にして、是非自分の最高の志望理由書を書いてください!!

​自分一人では難しいな、と思った人は、プロの手を借りるというのもアリだと思いますよ。

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いかがでしょうか?志望理由書対策の参考になったでしょうか?


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