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最近の大学受験の制度についての説明

AO入試のススメ

◆まず、AO入試(総合型選抜)って何だろう?

AO入試(総合型選抜)とは、「アドミッション・オフィス入試」の略です。

おおざっぱに説明しますと、大学が「こういった学生が欲しい!」と発表します。それに対して学生が応募してきて、書類を出したり、プレゼンしたりということをして合否を決めてもらう、という制度です。

ですから、本来は、AO入試(総合型選抜)に高校が関与してくることはないのです。

その点は、ちょっと日本では本来のものと違ってきています。

◆公募推薦入試って何だろう?

公募推薦は、その名の通り、(高校の校長が)推薦している人なら誰でも試験するという制度ですね。

指定校推薦と違うのは、指定校推薦の場合は大学側がまず高校を指定しているのです。指定された高校からは推薦できる人数や条件等が決まっていて、その条件等に当てはまる生徒を高校が推薦するというものです。

​公募推薦の場合は、もちろん一定の条件はあるのですが、特に大学側が高校を指定することなく、受験生はある程度自由に出願ができる制度ですね。

AO入試や公募推薦といえば、最近の入試制度の中でも、よくわからないものナンバーワンを争う制度ですよね!

これらのAO入試や公募推薦でトライしてみるべきなのでしょうか?

それとも、一般入試一本で行くべきなのか??

​でも、これらは結構チャンスなのです!

ポラリス新小岩では、AOや公募推薦入試をおすすめしています!!

なぜか?!

理由その1

理由その1

AO入試(総合型選抜)や推薦入試の枠はどんどん増えている。

下の円グラフを見てください。大学の全入学者にうち、一般試験入学者が約半分ちょっとです。残りは、推薦入試とAO入試(総合型選抜)に占められています。だいたい半分くらいの大学生が一般入試以外の方式で大学への入学が許されているのです。

全入学者に占めるAO・推薦入試の割合グラフ.jpg

理由その2

AO入試(総合型選抜)は評定が必要ない大学もある!

理由その2

下に、慶応義塾大学の環境情報学部と総合政策学部のAO入試(総合型選抜)の募集要項を載せています。

見にくかったら、クリックして慶応義塾大学のHPのものを見てください!

それを見ると、A方式には評定はありませんし、学校長の推薦状も要件とされていません。

​これは、逆に言うと、大学の要求する書類をしっかりと仕上げて、面接や小論文等で大学の要求する基準を超えるものを出せば合格できるということです!

評定が悪くても逆転が可能なのです!

​ちなみに、慶応義塾大学のAO入試・推薦入試で評定要件がないと受験できないのは、文学部と理工学部です。他の学部では方式によって評定が必要ないものがあるのです。

​*慶應義塾の評定平均値の詳しい説明はこちら→【慶應義塾のAOは評定が必要なの?】

​*ただし、評定基準がある大学もあるので、志望大学の募集要項を必ず参照してください。

​*評定平均値要件がない大学(東京)→大妻女子大、昭和女子大、津田塾、帝京大学、帝京平成大、東海大、東京農業大など。学部によってあったりなかったりする大学もあります。

慶応 出願資格2020.gif
慶応 出願書類2020.gif

志望理由書や小論文は練習をすれば書けるようになる!

理由その3

理由その3

AO入試(総合型選抜)や公募推薦等といえば、まず「志望理由書」や「小論文!」が頭に思い浮かぶ人も多いでしょう。

作文や小論文があるから、あきらめてしまう人もいます。

確かに作文や小論文を苦手としている高校生は多いのですが、文章を書く訓練をほとんどしていないので、苦手意識があるのは当たり前なのですね。

​文章を書けるようにするには段階を踏んでいく必要があります。

​きちんと段階を踏んで訓練していけば、必ず書けるようになります。

​作文や小論文があるからあきらめるのはもったいないのです!

​*詳しくは、「AO入試(総合型選抜)・推薦入試対策」のページをご参照ください。

​ちなみに、一般入試の小論文対策もやってます!

しかも、AO入試(総合型選抜)や推薦入試のほうが受かりやすい!

理由その4

理由その4

推薦倍率 東洋中央.png

例えば、東洋大学!

東洋大学の人気学部といえば、国際学部と国際観光学部ですね!そこを比べてみましょう!

国際学部の一般入試の全日程はこんな感じ!

一般入試 全日程

受験者数は5373人

合格者数は958人

倍率は5.61

推薦入試

受験者数が83人

合格者数は35人

倍率は2.37

推薦の方が倍率が低い!!

国際観光学部はどうでしょう?

一般入試 全日程

受験者数は6013人

合格者数は748人

倍率は8.04

推薦入試

170人受験

70人合格

倍率は2.43

圧倒的に推薦入試のほうが倍率が低い!

さらに中央大学!

中央大学で一番受験者数が多いのは経済学部なので、経済学部を見てみましょう。

 

経済学部

一般入試

受験者数6003人

合格者816人

倍率は7.36倍

推薦入試

志願者数が44人

合格者13人

倍率3.36倍

やはり、

推薦入試のほうが倍率は低くなっています

確かに、推薦のほうが高い大学や学部もあります。

しかし、推薦入試のほうが倍率が低い大学もたくさんあります。

それを狙わないのはもったいないと思いませんか?

​もし、その大学に入りたいのならば受けるべきだと思います。

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AO入試(総合型選抜)や公募推薦を受験したくなってきましたか??

では、もしAO入試(総合型選抜)や推薦入試を受けるとしたら、どんなものを提出しないといけないのでしょう?

また、試験科目は何でしょう?

提出物は?

主な提出物

*大学ごとでかなり異なるの場合があるので、しっかりと確認しましょう!

1 志願票

受験生の名前、住所等を書いたり、写真を貼り付けている用紙のことです。

​2 調査書

これは、高校の成績等が書いてある用紙ですね。

3 志望理由書

受験したい大学、学部、学科を志望した理由を書いた用紙です。

4 小論文

必ず出るというわけではありませんが、テーマを与えられて、それについて書かなければならない場合があります。

5 英語外部試験スコア

英検、TEAP、GTECなどの、英語外部試験のスコアの提出が義務付けられていたり、一定の成績以上のものを出すと、英語の試験が満点や80点等に換算されたりするパターンなどがあります。大学によって異なるので、募集要項で調べる必要があります。

6 課題レポート

事前に課題を与えて、それについて調べてレポートをまとめてくるというものです。

​日本大学の理系学部などで実施されています。

1 小論文

試験内容

試験内容

あるテーマや課題が出され、それについて書くものです。作文とは異なるので注意が必要です。字数は大学によって様々で、400字のところもあれば、1000字のところもあります。

2 面接

必ず出るというわけではありませんが、テーマを与えられて、それについて書かなければならない場合があります。

​英語で面接がおこなわれるところも増えています。

3 適性検査

「適性試験」という名前からは、どんなテストをやるのかわかりにくいのですが、たいていは普通の学科試験です。ただ、一般入試よりも簡単な場合が多いです。

4 集団討論・ディスカッション

集団討論といえば、慶應義塾大学法学部のFIT入試が有名ですね。

慶應の場合は、集団討論のほかに、講義理解力試験と自己PRも課されています。

集団討論は、5~10名くらいのグループを作って、その中であるテーマについて討論し合い、その様子で点数をつけるものです。

​ディベートのような形で実施するところはなく、集団の中での発言や行動を見て、論理的思考力や協調性等を見るための形態だと思われます。

5 プレゼンテーション

あるテーマについて、わかりやすくパワーポイントや紙の資料を使って口頭で説明するものです。

東洋大学でのものが有名ですね。

​東洋大学の場合は、出願時に提出した課題レポートをもとに、5分間でプレゼンをします。

一般入試とはだいぶ違いますね・・・

では、どのような対策をすればいいのでしょう??

試験対策

現在のAO入試や推薦入試で必要なこと、対策すべきことは主に6個です!

1.なるべく高い評定平均をとる

2.英検などの外部試験で良いスコアを取る

3.良い志望理由書を書けるよう対策する

4.小論文、適性検査対策

5.面接対策

6.プレゼンテーション対策

​これらについて、きちんと事前に対策を立てていく必要があります。

​「ポラリス 新小岩」では、これらの全部について対策をすることができます。

*詳しくは、「AO入試・推薦入試対策」のページをご参照ください。

ポラリスの対策

ポラリスでできる対策

ポラリスでは、AO入試(総合型選抜)・推薦入試対策として、志望理由書対策、小論文対策、面接対策、プレゼン対策等が可能です。個々の大学で対策内容はことなるので、細かい内容は志望校をお伝えの上、無料受験相談をお申し込みください!

以下では、志望理由書と小論文についての大雑把な説明をしています。

志望理由書対策

大学側が出しているアドミッション・ポリシー」の読み込みと、大学研究と、自分の目標を徹底的に考えることが重要です。

とはいえ、いきなりそれらを思いついて、文章にするのは難しいですよね。

そこで、どう読み込むのか?、目標をどう見つけたらいいのか?、どのように文章化するのか?

・・・といった部分を塾で徹底フォロー!

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​ 小論文対策

 「知識+書き方」大切!

小論文といっても、種類があります。

① 自由作文的な、いわゆる1行問題

② ある文章を読んでから、それを要約して、さらに問いに答えるもの

③ グラフや表などの資料から読み取れることを書かせるもの

などなど・・・

自由作文のような課題にしても、テーマについて知識がなければ何も書けません。

課題文付きの問題でも、知識がなければ何が書いてあるのか十分に理解できません。

グラフや表についても、知識がなければ正確に読み取ることはできないかもしれません。

それに、ただ思いついたままに書いても、あっちいったり、こっちいったりの文章になってしまいます。

​文章を整理して書かないといけません。

それぞれに、対応方法は違ってくるのです。

だから、書き方は大事なのです。

*詳しくは、「AO入試・推薦入試対策」のページをご参照ください。

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このように、様々な提出物や試験形態がありますが、その中で一番大事なのは、志望理由書です。

なぜかと言いますと、志望理由書は文章を書く練習になりますので、小論文の練習になります。論理的に書くことまで気を付けたり、志望大学学部学科についてもしっかりと調べれば、書いている内容はほぼ小論文と同じです。

また、志望理由書に書いたことは、面接官に熟読され、それをもとに面接が行われるので、志望理由書の準備をしっかりとやっておくと、面接の準備にもなるのです。

このように、一石二鳥ならず、一石三鳥にもなるのが、志望理由書なのです。

この志望理由書ですが、きちんと書けているかを自分で判断することはとても難しいですよね。

第三者による添削が必要となります。

​「大学受験のポラリス」では、経験豊富な講師がばっちり添削していきます。

お申し込みの流れ

まずは、問い合わせフォームからお問い合わせください。

その時に、オンライン無料受験相談の日程を決定します。

無料受験相談で、弊塾のことや、受験情報、勉強計画等をご説明いたします。

「入塾しようかな?」と思われたら、申込用紙に書いていただき(オンライン提出)、入塾となります。

​受験相談では、無理な勧誘は致しませんのでご安心ください。

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大学受験に関する相談なら何でも!

よくある質問

​Q 

推薦やAO(総合型選抜)対策っていつから始めたらいいの?

A 

できれば、高1、2年から!

なるべく早く始めるにこしたことはありません。

三年生になってから始めると、一般入試や部活と時間の取り合いとなってしまいます。

「でも、AO入試(総合型選抜)をやるかわからないのに、モチベがないよ」

という人もいるかもしれません。

そうであるなら、AO入試(総合型選抜)にも一般入試にも役立つことをやってみましょう!

 

例えば、AO入試(総合型選抜)や推薦入試の場合は、たくさん受験することができないので、まずは志望校だったり、志望学科を決めることが先になります。

つまり、大学研究です。

これは、一般入試でも必要なことです。

志望校、受験校を決めるのに、その大学のことや学問のことを知らないと、入ってから後悔するかもしれませんよね。

単に「大学研究」だと、調べて終わりになってしまい、残るものが少ないので志望理由書を作ってみることをおすすめします!

また、英検やTEAPといった外部試験等の対策もおすすめです。

一般入試でも、それらを持っているとTEAP型入試が受けられたり、点数での優遇があったりします。詳しくは​各大学の募集要項を見てください!

​Q 

AO入試(総合型選抜)や公募推薦って、同時に受けられるんですか?

A 

基本的には受けられません。

受験したところの不合格がわかってから、他の大学のAO入試(総合型選抜)を申し込みましょう。

ただし、併願を認めている大学が少数ですがあります。

そういったところであれば、同時でも大丈夫です。

大学の募集要項を調べてみましょう!

Q 

AO入試(総合型選抜)って高校に言わないといけないんですか?

A

AO入試の場合は、原則的には学生と大学の間でのことなので、高校が関係してくることはありません。

ただ、調査書を提出しなければならず、その部分で高校は最低限関係してきます。

また、AO入試(総合型選抜)を受けることを言わないでいて、調査書をもらうときに発覚して怒られるというパターンもあるようですが、これは高校の先生方が生徒の意識や動向を知っておきたい、知った上で効果的な受験指導をおこないたい、という部分から発生することだと思います。

​自分の通っている高校のことがあまり好きではない人もいるかもしれません。でも、先生方が怒るのも、生徒にちゃんと希望のところに進学して欲しいという気持ちからだと思うので、道義上最低限のことは伝えておいたほうがいいかと思います。

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