2022法政大学文学部日本文学科 T日程 小論文 なぜこのような問題を出したのか??
- 大学受験のポラリス(志望理由書・小論文等対策)

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更新日:19 分前
2022
法政大学文学部日本文学科 T日程 小論文
(下に、解答例へのリンクがあります)
2022年度の、法政大学文学部日本文学科 T日程の小論文の出題意図を推測してみました!!
法政大学文学部日本文学科が、この課題図書と設問を選んだ意図は、高校生が持っているべき以下の3つの重要な能力を確認することにあると推測できます。
1. 読解力と論理的な分析力(問一)
アドミッションポリシー(AP)にある「論理的な思考ができ、自分の考えを明快に表現できる」能力を試すための問題です。
推測される意図:
問一で「赤いろうそくと人魚」の「昔話の型からの逸脱」を問うのは、単に物語の内容を理解するだけでなく、「批評家の考え方(型と逸脱)」という分析の道具を使って作品を深く掘り下げられるかを見ています。
普通の昔話のルール(悪い人は罰せられる、善行は報われる)が、未明の物語ではなぜ壊されてしまったのかを、論理的に説明し、文章を構成する力を評価していると思われます。
2. 人間性や社会の課題を探求する力(問一・問二)
日本文学科のAPが求める「より奥深い人間的な学力・資質」を確認するための問題です。
推測される意図:
問一で扱われる「老夫婦の金銭欲による裏切り」や「罪のない人まで滅びる共同体の破滅」は、未明が生きた近代社会の資本主義や倫理の崩壊という大きなテーマを含んでいます。学生が、親しみやすい童話という形を借りて描かれた人間の「欲」や「業(ごう)」といった普遍的なテーマを読み解けるかを見ています。
問二でのおみよの「夢」による変化は、「他者(貧しい子)への共感」と「倫理的な成長」を描いています。学生が、自分の損得(人形を盗まれた怒り)を超えて、他人の痛みを感じ、許そうとする人間的な感受性を分析できるかを確認していると思われます。
3. 知識・読解力・表現力の総合的な確認
APが求める「知識・読解力・思考力・表現力全般にわたる、より多様でより奥深い人間的な学力・資質」を総合的に測る意図があるのでしょう。
推測される意図:
物語を細部まで読み込む「読解力」、批評的な視点から考察する「思考力」、そしてそれを制限字数内で分かりやすく伝える「表現力」という、大学での学びに必要なすべての基礎力を、この2つの設問を通じてまとめて評価しようとしていると言えます。


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