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2025年度青山学院大学一般選抜(個別学部日程)地球社会共生学部 解説と対策

  • 執筆者の写真: 大学受験のポラリス(志望理由書・小論文等対策)
    大学受験のポラリス(志望理由書・小論文等対策)
  • 7 日前
  • 読了時間: 3分

2025年度青山学院大学一般選抜(個別学部日程)地球社会共生学部の小論文について、解説と対策を書いてみました!!



1. 出題内容の解説


本試験は、大きく分けて3つの設問で構成されています。


設問1:情報通信技術(ICT)の普及と所得の関係 1995年と2020年の世界各国のデータを用い、固定電話と携帯電話の普及率の変化をグラフから正確に読み取る問題です。


設問2:アジアにおける所得格差と「タイル尺度」 アジア全体の所得格差を「国際格差」と「国内格差」に分解し、その要因(グローバル化、技術進歩、労働市場の規制緩和、空間的格差)を文章から抽出・記述する問題です。


設問3:核兵器禁止条約(TPNW)と核抑止論 英語のニュース記事、日本語の解説、および核弾頭数の推移グラフ という複数の異なる資料を統合し、核抑止論(相互確証破壊:MAD)の概念や日本の立場、歴史的推移を分析する問題です。



2. 出題意図の解説


大学側が公表している出題意図によれば、本試験は以下の3つの能力を考査することを狙いとしています。


1. 的確な読解力: グローバルな諸課題に関する文章や図表を正確に理解する力。


2. 定量的な分析力: 提示された数値を分析し、客観的な事実を導き出す力。


3. 論理的な表現力: 分析結果に基づき、自身の意見を論理的に構成し、制限字数内で適切に文章化する力。



3. 解くための思考のプロセス


問題を解く際は、以下のステップを意識することが重要です。


ステップ1:客観的事実と主観的推測の分離(設問1) 設問1の選択肢C(判断できない)がポイントです。グラフが示しているのは「契約数」のみであり、「なぜ増えたか(安価だから、企業が少ないから)」という理由はグラフからは読み取れません。自分の知識で判断せず、資料に書かれている「事実」のみに集中します。


ステップ2:キーワードの構造化(設問2) 「格差の要因」をまとめる際、本文から「グローバル化」「技術進歩」「労働市場の柔軟化」「空間的格差(都市化)」といった主要概念を抜き出し、それぞれがどう格差に繋がるかを短く整理します。


ステップ3:複数情報の統合(設問3) 英語記事で「TPNW会議が核抑止を批判したこと」を確認し、日本語解説で「核抑止の仕組み(MAD)」を理解し、グラフで「冷戦期と現在の核弾頭数の違い」を確認します。これらを繋ぎ合わせることで、「なぜ現代において核抑止論が複雑化し、批判されているのか」という多角的な視点を作ります。



4. 普段の勉強法と対策


データの読み取り訓練: 単に「増えた・減った」だけでなく、「割合」を計算する(設問2問1)癖をつけましょう。また、図表から「言えること」と「(理由は書いていないので)言えないこと」を区別する訓練が有効です。


要約と字数調整の練習: 本試験は「200〜250字」「80〜100字」など、非常にタイトな字数制限があります。文章の核心(主語と述語)を先に決め、そこにキーワードを肉付けしていく記述練習が不可欠です。


英語の時事読解: 設問3のように、国際的なテーマに関する英文を読み、その内容を日本語の背景知識とリンクさせる練習が必要です。


地球規模課題への関心: 所得格差、デジタル・ディバイド、安全保障といった、学部の名称通り「地球社会」が直面する課題について、日頃からニュースを通じて背景知識を蓄えておきましょう。


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まとめ: 


この試験を解くことは、「散らばったパズルのピース(断片的なデータや文章)を拾い集め、一つの正確な地図を組み立てる作業」に似ています。

自分の思い込みでピースを削ったり付け足したりせず、資料という手掛かりだけを頼りに、論理という接着剤を使って、誰もが納得できる「正しい形」を提示することが求められています。



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