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【過去問解説】青山学院大学 総合文化政策学部 小論文 2020

更新日:8月26日

今回は、青山学院大学 総合文化政策学部の小論文(2020)についてです!

最近は、青山学院大学専門の塾もできるくらい、青山学院の人気が爆発してますね!

では、さっそく小論文を見ていきましょう!!


1.ホッブズとは?


今回は、ホッブズの「リヴァイアサン」ですね!

世界史を勉強した人は、聞いたことはあるでしょう。

政治経済でも出て来ますね!

ホッブズ、知ってますか?

知らない人は、調べてみましょう!


wikipediaは何を言っているのか全然わからないので、「世界史の窓」で調べてみました!


「 ホッブズ Thomas Hobbes(1588-1679) は、17世紀前半のイギリスで活動した思想家。1588年(イギリスがスペインの無敵艦隊を破った年)、ウィルトシャの牧師の子として生まれ、オックスフォード大学を出て貴族の家庭教師となり、そのヨーロッパ旅行(グランド・ツアー)に随行した。その間、フランシス=ベーコンやガリレイと親交を結んでその影響を受け、デカルトの著作も学んだ。ピューリタン革命の気運が高まる中、革命には批判的であったホッブズはフランスに亡命し、その地で主著の『リヴァイアサン』を著し1651年に発表した。その教会批判の内容が王党派からは非難されたが、クロムウェルの大赦令によってイギリスに戻り、革命政府に忠誠を誓った。1660年の王政復古後は、チャールズ2世の王政を支持し、デヴォンシャー伯爵の保護を受けて思索に専念した。しかし、教会からはその著作が無神論であるとの非難が絶えず、著作の刊行を禁止された。名誉革命を待たずに、1679年に死去した。」


・・・とのことです!91歳まで生きたんですね!凄い!

ちなみに、ホッブズと教科書ではペアで出てくるロックは72歳まで生きています。

こちらも長生き!


リヴァイアサンの内容までは知っている必要はありません。

本文をよく読み取れば、リヴァイアサンについての予備知識なしに文章は書くことができます。


2.本文を読む前に


本文を読む前に、問題を見てくださいね。

出題内容が変わっているかもしれませんから、それに対応した読み方をしないと時間の無駄になります。


問1は200字要約ですね。

問2はホッブズに反論しようというものです。「論理的な反論」と書いてありますね。はじめからずっとこの問題文ですね。問3もそうです。ずっと消えずに残っているということは、指示通りに書かない受験生がそれなりにいるということでしょう。このへん指示はきちんと守りましょう。

問3は、自分の意見を書きましょう、というものですね。


ここで、これまでの出題を変わっていないことに安心してから本文を読み始めましょう!

2021年は出題内容が変わるかもしれないので、解くときにはすぐに飛びつかないで、全体をまずは見ることが大事ですね!


3.問1を考えよう


まず、本文の内容を考えましょう!

これは簡単ですね。

要するに、人間は平等だ。(補足:一人だけ強い人間がいたりすれば、そいつが支配者となってしまうかもしれないが、だいたい平等なら一見その心配はなさそうである。)しかし、人間の3つの性質から戦争状態となってしまい、人間たちが平等ゆえに決着がつかない。そこで、人間を統制する権力が必要なのである、ということです。


4.問2を解こう!


では、これに反論しましょう!

どんなテーマでもいいのですが、問題文に「論理的に」反論しろとあるので、そこは従いましょう!

ダメな例としては、こんな感じでしょうか?

世界史を勉強していると、ホッブズは王権を保護しているという印象が強いですね(実際はそんなに単純ではないのですが)。

そこから、「ホッブズは王権を擁護しており、けしからん!」という内容の反論を書くような場合ですね。


さて、真面目に反論を考えましょう!

いろいろと考えられます。

例えば、「本当に人間は平等なのか?」「本文にある3つの性質は、本当に人間に備わっているのか?」「人間の3つの性質から本当に戦争状態になるのか?」といったテーマで反論しても一応いいと思います。

でも、本文の本旨ではないですよね。

本文の本旨に反論をしたいところです。

本文には明確には書かれていないのですが、本文にある「権力」は国家権力を想定していると思われます。この部分に気づかないといけないわけではありません。

でも、権力によって人間はひとつにまとめないといけない、という趣旨であることには気づきましょう。

そうすると、反論としては、「人間は権力によってまとめられる必要はない」というものが考えられますね。200字しかないので、本当に反対理由だけ説明すればいい感じです。

多分、こちらの反論を再び問3で書くと思うので、ここではそれほど書きすぎないようにしましょう(といっても200字しかないので、書き過ぎることは難しいでしょうが。)。


5.問3を解こう!


まずは、どちらの立場に立つかを明らかにしましょう!

青山学院のこれまでの問題を見ていると、だいたい取るべき立場は決まっています。

どちらを採っても一応良いことにはなっていますが、現代に通じる立場を採る方が書きやすいと思います。

今回は、反論の方を採るべきでしょうね。

これまでの青山学院の出題を見ると、確かに書いてあることは賛同することができそうな内容ばかりです。ですから、大学側は、どちらの立場(著者側か反著者側か)を採ってもいいような配慮をしています。でも、現代に生きている立場から見て賛同できる方を採らないと、文章が書きにくいんですよね。そうすると、変な文章になってしまう可能性が高いのです。ですから、現代にいる人から見て賛同できる方を選んで書いてくださいね。

ということで今回は、「共通の権力はいらない!」という基本路線で書くほうがいいと思います。

ただ、本当に自由のままだとやはり都合の悪いことが起きるんですね。

ルールを決める人が必要です。それを権力者に担当してもらうのがいい、という感じで多少譲歩する流れでもいいでしょう。

ここで、「結局、国家権力にルール(法)を決めてもらうんだったら一緒じゃん!」と思う人もいるかもしれませんが、「先に法ありき」と「原則的には人間は自由だけど、必要最低限で権力の介入を許す」というのは大きく違います。

そういう微妙なラインを落としどころにすると、現実的な妥当性のある内容の反論になると思います。

次に、現代の具体的な事例ですね。ここでは、日本国憲法を挙げてもいいでしょう。戦前のファシズムへの反省から、国民主権を原則としたという歴史の流れを簡単に書くのです。よくわからんという人は、調べましょう!

この学部の出題テーマは社会科学に関連したものが多いので、政治経済を勉強していくと有利ですね!政治経済の用語をただ覚えるだけでなく、仕組の方をよく理解しておくことが大事かと思います!


今回はこんなところで!


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